なにか変な感じがしたのはいつ頃だったのか、浮気発覚の3か月くらい前だったように思います。

感情の浮き沈みが激しいような、何かボーっとしているような、スマホを常に気にしているような変な感じです。

妻はフルタイムの正社員でした。仕事が最近忙しいと言って多少遅くなる日はありましたが、それでも20時ころまでには帰宅していましたから浮気をしていることは分からずにいたんです。

しかし、妻の下着が派手になっていることに気が付いてしまって、ある夜、スマホを手にしている妻にスマホ見せてと言いました。

妻はなんでスマホ見るの？と抵抗は示しましたが、意外に簡単にスマホを見せました。

そこには、朝のおはようから始まって夜のおやすみまで驚くような数のやり取りがありました。

頭が真っ白になり、どうしてこんなことになったのか？妻は寂しかったからと答えました。

私は多少のお酒は飲むもののギャンブルも女遊びもせず家族の為に働いているのにと怒りばかりが湧いてきました。

責め続けた結果、妻は毎日泣き続けました。

どうすることもできない苦しい気持ちでいたところ、妻がカウンセリングを受けようと言って申し込みをしてくれました。

このままでは、私も妻もダメになると思い「高橋知子横浜相談室」に向かいました。

全ての話を聞いてもらって、私はやり直したいと申し出ました。やり直せる自信があったわけではありません。

離婚するイメージがどうしても湧いて来ず、ひとりで生きて行くことも同じくらいに辛く感じたのです。

隣には泣いて泣いてガリガリになった妻がいました。

妻もやり直す自信があったとは思えません。しかし、ここまで落ち込んでいる私に離婚を突き付けることができなかったのでしょう。

そこから毎週1回相談室に通いました。

どうしてこんなことになったのだろうと落ち込んでは高橋カウンセラーに聞いてもらいアドバイスをもらっていました。

2か月くらいたったころから心が少し落ち着いてくるのが解りました。

妻も責められ監視されて苦しい毎日だったと思います。

4か月が経ったころには、時折浮気されたことを思い出すこともありましたが、妻を責めることが随分少なくなりました。

妻の心も整理されたようでした。

相談室へ行ってから6か月が経とうとしている現在では良い夫婦になろうとする気持ちが強くなり、それをお互いに感じ取れる関係に修復されています。

笑顔が増えて前向きな気持ちで過ごすことが確実に増えました。